弱酸性=肌に優しい?

うそほんとう

もしかしたら思い込み
間違った解釈をしていませんか

弱酸性=肌に優しい?

必ずしも肌に優しいとは言い切れません。

すっかり浸透している「皮膚と同じ弱酸性」の良きイメージ。実際はどうでしょうか。確かに一般的に皮膚はpH4.5〜6.5の弱酸性です。そのため多くの化粧品は弱酸性に寄って作られていますが、洗顔料やふきとり化粧水など落とすアイテムのなかにはアルカリ性のものもあります。
使えば肌は一時的にアルカリ性に傾きますが、肌にはアルカリ中和能力があり、しばらくすると肌の表面は弱酸性に戻るのが一般的です。

もちろん肌の調子が悪いときや敏感肌の人には、アルカリ度が刺激になることはあるので、弱酸性は一つの選択基準にはなりますが、弱酸性を保ちながら、合成界面活性剤や乳化剤で洗浄力を補うように作られているものもあります。アルカリの刺激は回避できても、強力な界面活性剤や乳化剤で皮膚のバリアが壊されては本末転倒です。弱酸性だから、必ずしも肌に優しいとは言い切れません。

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